「心と身体はつながっている」
をコンセプトにし、マスターコースで「マイク前の演技(芝居)や技術」を身に付ける土台を作るための演技(芝居)の基礎を学びます。
表現の三大要素である『表情』『行動』『声』の内、主に『声』に特化する「マイク前の演技(芝居)」は非常に難しいため、初めは「マイク前の演技(芝居)」にこだわらず、まず演技(芝居)という大きなくくりからアプローチし、感性を鋭く、表現を豊かにする、心と身体を育んでいきます。
身体を動かして心を開くことから始めることで、演技(芝居)の楽しさを知り、自ら演技(芝居)を楽しむ術を覚え、大きく広がりのある表現を身に付けていきます。
感情を表に出すことが苦手な経験者だけでなく、初心者にも適している、『心』『技』『体』の内、『心』『体』を重点的に鍛えるコースです。
感情解放
感情の記憶と感覚の記憶を呼び覚まし、自分の中に眠る感情の大きさを知り、その感情を外に出す方法を学ぶ訓練
肉体訓練
自分の感情の大きさに耐えられる身体をつくり、『技』を体現し表現を豊かにするための土台をつくる重要な訓練
身体表現
演技の基礎である「感じる力」を養い、感性を鋭く磨くために自らの身体を使って表現する方法を学び、イメージ力を高める訓練(主にエチュード等)
メンタルトレーニング
この先の声優人生を、長く、楽しく、続けていくために、高いモチベーションを保つための強い心を身に付ける訓練
発声
アレクサンダー・テクニーク等を用いて正しい腹式発声を身に付け、身体を楽器として機能させるための訓練
アクセント
正しいアクセント等を学び、指摘されたら直せる耳をつくる
滑舌
正しい舌の位置等を学び、滑らかに動く舌をつくる
演技論
基礎知識としてスタニスラフスキー・システムやマイズナー・テクニック等のメジャーな演技論を知り、演技の基礎理論を理解する
台本の読み方
文字面に惑わされず、言葉の裏に秘められた想いを読み解く方法を学ぶ
アフレコ
主にマスターコースで行う台本を使った実戦訓練と同じものに取り組む
「即戦力の技」
をコンセプトにし、ベーシックコースで学んだ基礎を土台に即戦力となるための「マイク前の演技(芝居)や技術」を身に付けます。
『声』に特化した「マイク前の演技(芝居)」はベーシックコースで大きく広がった表現のままでは不十分なため、現場で即戦力として使える表現に整えていくための技術を徹底的に鍛え上げていきます。
実際の収録現場と同様の環境での外画・アニメ等のアフレコ実習で訓練を積む機会もあり、即戦力で現場に臨む力を養います。
ベーシックコースで学ぶ基礎的技術を修得した方だけが受講できるハイレベルコースで、『心』『技』『体』の内、『技』を重点的に鍛えるコースです。
アフレコ・ナレーション
実際に台本と映像を使用し、外画・アニメなどのアフレコ演技、キャラクターや作品にあった表現、ナレーションの技術などを身に付けるための、より実践的な現場で即戦力となるための訓練
マイクワーク
現場では数本立てられたマイクをその時々に応じて自身が選択し、演技を行っていくための入り方、抜け方、所作を理解し、実演できるようにする訓練
以下はベーシックに引き続き、より高度に定着させる必要がある基礎訓練
感情解放
肉体訓練
身体表現
メンタルトレーニング
発声
アクセント
滑舌
演技論
台本の読み方
芝居を演じるのはマイク前だけではありません。
自身の体の動きや表情から学ぶ声の表現も多いのです。
台本を使った演技指導ももちろん行います。
個性のある芝居を演じるには台本の読解力も重要な要素となります。
講師も毎回熱の入った演技指導を行います。講師も現役の声優ですので、生徒と一緒に体を動かしたり演技をしたりすることもあります。
マイク前で実際に画面に合わせてセリフの収録を行い、聞き返してフィードバックをします。自分の声が画面とともに流れてくるのは緊張感があります。
先輩と後輩の交流にも力を入れています。アル・シェアではお互いを知り、みんなで切磋琢磨していく『仲間』を求めていますので、密な連携が重要です。
人格は普段の人生をどう生きているかで大きく変化します。
アル・シェアでは、マナーや礼儀をもって人に接することを重視します。
人に夢や希望を提供する仕事であるからこそ、よりよい人格でなければ共感を生むことはできません。
心から相手を喜ばせたい、お役に立ちたいと思える気持ちを育てます。育った心、それは「個性」であり、豊かな表現力に大きな影響力を与えます。
芝居は教えてもらえるものではなく、自身が経験したことや学んだこと、想像したことを活かしていく力が必要とされます。そのためには役者本人が意識的に自分で考え、行動することが重要です。
自立した行動と、礼儀と敬いの心をもって活動できる役者こそが現場への一番の近道です。
芝居「だけ」ができる役者は長く声優を続けることができません。
多くの人に支えられ、助け合うことでひとつのすばらしい作品ができあがります。
役者、スタッフ、制作など、お互いに助け合って成り立っている業界であることを理解し、学んでお互いを切磋琢磨し、自己を伸ばしていく協調性が重要です。